ヘナをするまでの繋ぎでカラートリートメントで染めたら・・・染まりが悪くなった・・・

殆ど全てのカラートリートメントには、手触り向上の為や艶やハリを出す為に
コーティング剤やオイルが配合されています。コーティング剤は、一般の方でも名前を聞いた事がある、
〇〇ポリマー
〇〇メチコン〇〇
みたいな、ポリマー（クロスポリマー）のシリコン系以外に、コーティング剤として、ゼインも最近、多く使われています。

ゼイン（ツェイン）は、トウモロコシに含まれている非水溶性タンパク質を、アルコールなどで抽出した物です。

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ゼインの多くはコーティング剤として使用されていて、艶のある薄い皮膜を形成します。

コーティング剤なので、水をはじく性質を持っていて、医薬品やサプリメントの錠剤をコーティングする為に使われたり、食べられるフィルムを作る時に使われています。

 

このゼインが、髪にくっつき髪を補修したり艶とハリを与える効果があるという事で、カラートリートメントを始めシャンプーやコンディショナーなどにも配合されているのです。

今までは、シリコンがこのゼインの役割をしていて、髪をシリコンコーティングして疑似的に艶やハリを出し、さらさらの指通りを作っていました。

シリコン系と違い、ゼインは自然由来の成分だから・・・という謳い文句で様々な製品に使われるようになりました。

でも、コーティング剤に変わりはないのです。

もっと言えば、石油も自然由来ですから・・・

コーティング剤がヘナの染まりを邪魔する！

 

合成ポリマーのシリコン系コーティング剤もゼインも皮膜を形成します。

その皮膜が、ハナヘナ（ヘナ）染めの時にヘナやインディゴを弾いて染める邪魔をするのです。

だから、コーティングされている髪は、染まりが悪かったり、染まりにくくなってしまうのです。

特にインディゴやインディゴがミックスされたハーバルマホガニー・ハーバルブラウンは、染まりが悪く（コーティングが厚ければ、染まらなく） なってしまうので注意して下さい。

アウトバス（流さない）トリートメントもコーティング剤配合の物が多いので注意して下さい。

また、オリーブオイル，つばき油（椿油），アルガンオイルなども、シャンプーしても髪に残留して中々落ちないので、樹脂コーティング剤と同じく染まりにくい（染まらない）原因になります。